ガイド
自分のドメイン
garden を自分の持つドメインで公開する方法です。追加する DNS レコードと、その選び方、そしてつながったあとに変わることを説明します。
ドメインをつなぐ
garden は、sizuq の URL の代わりに、あるいはそれと並んで、自分の持つドメインでも応答できます。つないでも garden の枠は消費しません。すでにある garden に URL が一つ増えるだけです。
- garden の設定から Publishing を開き、Address でドメインを入力します。
- sizuq が追加すべき DNS レコードを表示します。ドメインを管理しているところで追加します。
- 戻って「状態を確認」を押します。sizuq はプロジェクトでの利用権、DNS、証明書の発行準備、ルーティングを別々に確認します。DNS の変更にはそれなりの時間がかかります。
- すべての確認が通ったときだけ「接続済み」になります。
Publishing と持ち出し
Publishing では、garden のアドレスと、実際に配信する場所を分けて扱います。Sizuq Cloud を既定のまま残しつつ、Orbit / linktree garden は同じ portable artifact を FTPS または SFTP で Own host へ公開できます。どちらも同じ revision・public HTTPS verification・audit・rollback を使います。
Manual export では、この garden の公開ルート、公開済みコンテンツ、Pages、ナビゲーション、Projects、Orbit データ、表示設定を、プロバイダ非依存の publication manifest としてダウンロードできます。Orbit / linktree garden は、一般的なホスティングへそのまま展開できる静的 ZIP も出力できます。portable renderer は内容・clean URL・identity・accent・テーマの雰囲気を保ちますが、WebGL などの動的シーンは現時点では配色ベースの静的表現になります。
Static ZIP の「ホスト済み画像を含める」をオフにすると画像は既存 URL を参照する軽量版、オンにすると sizuq 管理下の R2 画像を assets/media に複製して HTML もローカル参照へ書き換えます。外部 OAuth アバターなど第三者 URL は SSRF を避けるため取得しません。大きい ZIP は Function 応答で返さず、一時 R2 配布へ切り替え、古い一時ファイルは自動削除します。
Orbit を自分の FTPS ホストへ公開する
Orbit / linktree garden は Own host → FTPS を利用できます。Public URL は読者が開く HTTPS アドレス、FTP server は転送先、Remote root はそのサーバー内の配置ディレクトリです。これらを分離することで、garden の公開 identity を特定のホスティング事業者に結び付けません。
- Lolipop preset または Generic FTPS を選びます。Lolipop preset は Explicit TLS(FTPES)・port 21・passive transfer を使います。
- Public URL、FTP server、account、password、Remote root を入力して保存します。
- 接続テストを実行します。password は保存前に暗号化され、設定画面へ再表示されません。
- Publish now を実行します。sizuq は Static ZIP と同じ portable artifact を生成し、新しいファイルを転送し、前回revisionにだけ存在する古いファイルを削除し、最後に well-known manifest をcommitします。そのmanifestをFTPSで読み戻し、revision一致まで確認します。
- 手動publishが正常なら Auto publish を有効にします。10分ごとにdeployment revisionを比較し、コンテンツまたは公開設定が変わったときだけ転送します。
Orbit を自分の SFTP / SSH ホストへ公開する
SFTP は SSH 上でファイルを転送します。sizuq では Ed25519 公開鍵認証を推奨し、必要なら password 認証も選べます。FTPS と同じ portable artifact を使うので、公開結果や Rollback の意味は変わりません。
- SFTP / SSH を選び、server、port、account、Remote root、Public URL を入力します。
- SSH server の SHA-256 host key fingerprint を、ホスティング事業者の管理画面など信頼できる経路で確認して入力します。sizuq は初回接続だからという理由で未知の host key を自動承認しません。
- Ed25519 key を選んで保存すると、この Garden 専用の鍵ペアを sizuq 側で生成します。画面には公開鍵だけを表示するので、SSH server の authorized_keys に追加します。秘密鍵は AES-256-GCM で暗号化して保存し、画面には戻しません。
- 接続テスト後に Publish now を実行します。SFTP で manifest を読み戻して revision を確認し、続けて Public URL の HTTPS manifest と root も検証します。
- 正常に公開できたら Auto publish を有効にできます。Rollback も同じ SFTP transport で保存済み artifact を再配信します。
どのレコードを追加するか
方法は 3 つあり、どれが使えるかはドメインと DNS プロバイダによります。具体的な値は sizuq が表示するので、ここでは選び方だけを説明します。
| どんなときに使うか | 何を追加するか | |
|---|---|---|
| サブドメイン | 推奨です。www のようなサブドメインを sizuq に向ける場合。 | sizuq の接続用ホストへの CNAME |
| ドメイン自体 | ドメインそのものを使いたく、プロバイダが ALIAS / ANAME / CNAME フラット化に対応している場合 | そのプロバイダのフラット化レコードを、同じホストへ |
| ドメイン自体(どこでも) | プロバイダがそのどれにも対応していない場合 | 固定アドレスへの素の A レコード |
前の 2 つが望ましいのは、sizuq の接続用ホストを追いかけてくれるからです。裏側のアドレスが変わっても、こちら側で触るものはありません。素の A レコードは固定の数値なので、変わったときは手で更新することになります。
サブドメインを使う場合は、ドメイン自体もどこかへ送るのを忘れないでください。通常は DNS かホスティングの層でサブドメインへリダイレクトします。そうしないと、www を付けずに入力した人には何も表示されません。
検証は通ったのに表示されないとき
成り立つべきことは複数あります。ドメインを sizuq プロジェクトで使う権限が確認できること、DNS が Vercel を指して証明書を発行できること、そのドメインがどの garden を指すのかを sizuq が知っていることです。「状態を確認」はそれぞれを検査するため、形式だけ正しい架空のホスト名が「接続済み」になることはありません。
「検証は成功したが経路が未公開」と表示されているときの症状は分かりにくいものです。ドメインが自分の garden ではなく、sizuq 自身の表紙を返します。もう一度「状態を確認」を押すと経路が再公開され、たいていはそれで解決します。
どちらが正規の URL か
どちらの URL も有効なまま残ります。どちらを正規の URL(検索エンジンが登録し、リンクが優先するほう)にするかは、一つの設定で決められます。
- オフのままなら、sizuq の URL が正規のままで、自分のドメインも応答します。
- オンにすると、自分のドメインが正規になります。sizuq の URL はそちらへ転送され、サイトマップもリンクもそれに従います。